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チビでも結婚できる?低身長男の婚活成功体験談
私は40歳を過ぎても、いまだに女性と付き合ったことがない会社員です。
大手企業ではありませんが、正社員として働いていて収入もそれなりにあります。
顔もブサメンではないのですが、今まで女性と交際したことがありません。
理由は簡単です。
背が小さい
つまりは「チビ」だからです。
身長は155cmで高校2年生から1mm足りとも伸びていません。
高校生3年生の時は男子の中で一番背が低いのは当然のことながら、女子でも自分より背が低い人は少なかったです。
背が小さいことを女子にもからかわれ始めことがキッカケで、自分がチビだってことに強いコンプレックスを感じるようになったんです。
特に自分が好きだった女の子からチビだと笑われた経験は、深いトラウマとなって記憶に残っています。
そういう日々が続くうちに、「背が低いと女性にもてナイ」「チビは女性と付き合えない」というふうに勝手に思い込むようになってしまったのです。
低身長がコンプレックスになるのは、10代でこういうパターンに遭遇した人が多いみたいですね。
現実的に40年以上生きてきて、浮いた話は一つもありません。
結婚どころか恋愛のチャンスもなく、気付けば独りぼっちで寂しい毎日を過ごす小さいおじさんになっていました。
同級生や会社の後輩は、次々にが結婚していきました。
みんあの幸せな姿を横目で見ながら、「俺の人生詰んだのかな・・・」とも思うようになっていきました。
だって一生独身のまま、女性を知らずに最後を迎えることになるだろうから。
どうしたらいいのか分からなくなった30代
これでも30代前半の頃は、友達付き合いもありサービス精神やユーモアもあったんですよ。
休日は友達と出掛けたり、それこそ合コンに出掛けたりして彼女ができたらいいなって密かに思ってたんです。
でも、やっぱり苦労するわけですよ。
合コンでも必ず背が小さいことはいじられるし、ヒドイ時は女性に「一緒に歩いたら恥ずかしい」なんて言われたこともあるし。
こんな感じでいろいろと嫌な思いをしていくうちに、きっと自分は欠陥人間じゃないのかと思うようになりました。
背が小さいのは親からの遺伝なので、親を恨んだこともあります。
それでもやっぱり彼女を作って結婚したいという思いも残っていたので、先に結婚して家庭を持っている友達何人かにも相談したりしました。
でも、言われることってだいたい決まってるんですよね。
「身長低くても結婚している人はたくさんいるから大丈夫だよ」とお決まりのフレーズで励まされるか、「モテないのは身長のせいじゃない。その卑屈な気持ちがダメなんだ」と説教されるのがオチです。
誰に聞いてもどちらかの答えしか返ってこないので、そのうち聞くのも馬鹿らしいと思って誰にも悩みを相談しなくなりました。
30代中盤を過ぎて合コンに行っても場違いなだけだし、チビなのがチャームポイントになる年齢でもないのは身に染みてわかっていました。
そうなると誰とも接することがなくなっていき、特に女性と接触することはある種の女性以外はほとんどなくなりました。
身長のことを何も言わずに接してくれるのは風俗のお姉さんだけだったのです。
お金が介在する関係だから当然なんでしょうけど、それでも面と向かってからかわれないことに安心感を感じていたんです。
素人童貞のまま年を取っていくのは嫌だったけど、どうしたらいいのか分からないというのが当時の正直な気持ちでした。
このまま彼女や奥さんができなくても、メンタルはアニメやゲームの疑似恋愛で満たせるし、性欲は風俗で解消すればいいかと妙な妥協で納得しようとしてたんです。
その矢先のことでした。
僕に彼女ができたんです。
それは半年前のある出会いから始まった
本厄の時に気合を入れて厄払いをしたのが良かったのか、43歳にして初めての彼女ができたんです。
もちろん彼女ができたのには、厄払い以外にも理由があります。
それは半年前のある出会いがキッカケでした。
その出会いの相手とは、高校時代の野球部の後輩です。
その後輩のことはある共通点があったことから、当時かわいがっていたんです。
その共通点とは、二人とも身長が低かったことです。
僕は155cmで、後輩は154cmでした。
1cmだけ高いことでなんとか先輩としての威厳を保っていたのです。
その後輩と出会ったのは、半年前にあった野球部の同窓会でした。
同窓会で会った後輩は、相変わらず背が小さく身長を聞くと「154cmです!」とあの時のままでした。
40歳を過ぎても1cm だけ背が高いことで先輩の威厳が保てたことを嬉しく思ったのを覚えています。
本当に自分って小さい男だと思います。
ところが、そんなちっぽけな威厳なんてあっという間に吹き飛ばされるしまう事実を知ることになります。
それは何かというと、後輩は1年前に結婚した新婚ホヤホヤ・・・、つまり勝ち組だったのです。
しかも42歳にして9つ年下の33歳女性と結婚したというから、さらに驚きでした。
それを聞いた瞬間、さっきまでのちっぽけな威厳は崩れ去り完全なる敗北感で気が遠くなりました。
その後は何を話したかはほとんど覚えていません。
とにかくひどく落ち込んでしまって、お酒を飲まずにはいられなかったことだけは覚えています。
そうこうしてるうちに同窓会も終了し、盛り上がってるメンバーは二次会に向かいました。
敗北感に打ちひしがれた僕は一次会で切り上げ、虚しい思いを胸に帰路につきました。
その時です。
「先輩、二次会行かないんですか?」と声を掛けてきたのが、さっきの後輩でした。
僕は何かしらの理由をつけて帰ろうとしましたが、後輩が二次会に行こうとしつこく誘ってきたんです。
あまりのしつこさに「二次会には行きたくないから、お前の家にだったら飲みに行くよ」と言ってしまったんです。
すると、「ん~、嫁に聞いてみます!」と言い出したのです。
こっちはテンション下がりまくりの状態だったけど、何故かテンション高めの後輩は「嫁からOK出ました!」と思わぬ返答をしてきました。
「チクショー。独り者の俺に幸せ自慢したいのか!?」と腹立たしく思いつつも、あることが頭の中に浮かびました。
「こんなチビと結婚するなんて、どんな女なんだ!?」
これは知りたいです。
チビと結婚する女なんて、どうせ大したことのない女だろう。
どんな奥さんが登場するんだろうと心の中で期待しつつ、「家に行っていいの?じゃ、お邪魔します!」と興味本位で後輩の家に行くことになったのです。
ぶっちゃけ想定外でした・・・
電車で30分くらい掛けて後輩の住む街にたどり着き、新婚ホヤホヤの後輩夫婦が暮らすマンションに到着しました。
オートロックで部屋番号を押して「ただいま~♪」という後輩。
モニターから聞こえてくる「おかえり~♪」という女性の声。
この光景だけでも「敗北感」が倍増し、生きているのが辛くなってきました。
こうなれば、あとは後輩の嫁が「おデブ」で「ブサイク」なことを願うのみです。
それで精神のバランスを保つしかありません。
彼の部屋がある5階まで登るエレベーターの中で、祈るように「ブス&デブ」と唱え続けました。
5階に到着して少し歩くとついに後輩の部屋に到着しました。
玄関横のインターホンを押すと、まもなく玄関がガチャッと開き中から女性が登場しました。
その女性を見た瞬間、僕は驚きを隠せませんでした。
想像以上だったのです。
ブスは3時間で慣れる!?
実は後輩の奥さんは想像以上におデブでブサイクだったのです。
奥さんを見た瞬間に正直言って「ちょっとホッ♪」としたんです。
これで美人な奥さんが出てきたら、一生立ち直れないと思っていたからです。
こんな失礼なことを心の中で思っていたのだから、当時の僕は本当に病んでいたんですね。
自分がいつもチビで馬鹿にされている同じことを、後輩の奥さんにもしてしまっていたのですから。
最初のうちは「やっぱりチビが結婚できる相手ってこんなもんだよな~。」と、何故か上から目線です。
後輩の奥さんのことをそんな目で見ていたんです。
それでも奥さんと一緒に3人でお酒を飲んでいると、自分の愚かさに気付いたんです。
3時間ぐらい一緒にお酒を飲んだのですが、その奥さんがすごい良い人なんです。
気立てが良くて気配りができて、一緒にいると本当に気持ちが和みます。
一緒にいる時間が過ぎていくうちに「こういう女性と結婚したいなぁ」って、思いが芽生えていることに気付いてびっくりしました。
「美人は3日で飽きるけど、ブスは3日で慣れる」と言うけど、たった3時間で慣れるどころか好印象に変わってしまったんです。
チビとブスの出会いは婚活サイトだった
2人の馴れ初めを聞くと、婚活サイトで知り合ったそうです。
お互い出会いを求めて婚活サイトに登録したものの、思うような出会いはなくガッツリ落ち込んでいたんだって。
後輩の方は婚活サイトでの出会いを諦めかけてたんだけど、奥さんは違いました。
奥さんは諦めずに婚活を続けたそうです。
でもルックスの悪さもあってか婚活は全然ダメで、次第にアプローチする人も尽きてしまうほどでした。
そこで仕方なく相手に求めるプロフィールの条件を何も設定せずに検索してみたんだって。
それまでは「年齢・年収・身長」など希望条件を設定していたけど、条件なしで検索したら出てきたのが後輩だったそうです。
最初は年齢も身長も年収も希望以下だったのでどうしようか迷ったんだけど、とにかくアプローチできる人がいないから後輩にアプローチしてみたら「あっさり喰いついてきた(笑)」だって。
そんな感じの出会ったけど、メールのやりとりから始まって電話で話してみるとすぐに意気投合。
それで会うことになったんだけど、やっぱり第1印象はお互い「ガッカリ」したんだって。
ある程度事前にお互いのことは分かっていたけど、いざ実際に会って目の当たりにすると外見は気になるもんですよね。
「チビな男とおデブでブサイクな女がお互いを見てガッカリしてんるんだから、本当にしょうがないよね~」
と、その日のことを笑って話している奥さんを見ていると、後輩は本当に良い人を見つけたなって思いました。
第一印象は良くなかったけど、趣味が格闘技好きだということで話がすごい盛り上がったそうです。
それからあっという間に交際スタートすることになって、気付いたら「結婚してください」ってプロポーズされたって。
もちろん自分もこのチャンスを逃したら一生結婚できないと思った奥さんは、「はい。お願いします。」と即答したって笑ってた。
そういう話を笑いながら面と向かって話せるのが、素敵な関係だなと~ってこっちまで幸せな気持ちになりました。
打率が低ければ打席に多く立て!
2人の話を聞いて自分なりに気付いたことがたくさんありました。
- 女性だって同じようにコンプレックスを持って生きている人がたくさんいること。
- コンプレックスはコンプレックスとして受け止めて、卑屈にならないことが大切だってこと。
- コンプレックスがある人は、他人のコンプレックスに対しても寛容になれるってこと。
- 直接会って話してみないと、本当の良さに気づけないこと。
- 他人からどう見られるかではなく、自分たちがどう思うかが大切だってこと。
- おデブでブスな女の子でも、かわいくて素敵な女性がいるってこと。
そんなことを思い浮かべながら、最後に思ったことが
チビな自分でも幸せな結婚はできるかもしれない
ってことでした。
今までは、行動する前から「どうせチビだから」と諦めていたのです。
確かに高身長のイケメンよりは、相手探しに苦労すると思います。
そんな話をしていると後輩がこんなアドバイスをくれました。
「どうせ打率は低いから、とにかく打席に多く立つことが大切」
今までのありきたりのアドバイスよりも、スッと自分の心に染み込んだのが分かりました。
アプローチして断られるのは辛いけど、そこを乗り越えていかないと素敵な出会いはないってことなんですよね。
とにかく今の自分は打席にも立っていないので、打てなくてもいいからバッターボックスに立たなければいけません。
「先輩は野球部では補欠で打席に立てなかったけど、自分の人生ではレギュラーなんだから打席に立たないと!」と後輩に言われて気付きました。
自分の人生なんだから、自分の気持ち次第で行動を変えることはできるはずだって。
もちろん行動したからといって、良い結果が出るとは限りません。
特に自分なんてこれから何回も振られ続けて、嫌な思いをして傷つくこともたくさんあると思います。
でも、やっぱり女性を好きになって、好きな人とこれからの人生を一緒に過ごしていきたいです。
もう傷付くことが嫌だったから自分の正直な気持ちをごまかしてたんだけど、これが自分の正直な気持ちだったんです。
今から思うとそんな気持ちになれたのが不思議だけど、とにかく何か行動をしたくてしょうがなくなりました。
後輩夫婦からも後押しされて、その場の勢いで2人が出会った婚活サイトにスマホでその場から登録することにしました。
幸せにはいろいろな形があることに気付いて下さい
それから半年後、自分にも「彼女」と呼べる存在ができました。
年は8つ下の35歳で、バツイチの女性です。
婚活サイトでは、後輩のアドバイスに従って最初から条件なし(エリアのみ設定)で検索しました。
すると子供はいませんが婚姻歴ありの女性がヒットして、プロフィールを読むと趣味が同じということが分かりました。
その婚活サイトには日記があったので読んでみると、私も好きなバイクツーリングのことが書かれていました。
これなら話も合うかもしれないと思いアプローチしてみると、意外にもトントン拍子で距離が縮まりデートすることになりました。
彼女は自分よりも少し背が高い158cmでだったので、正直不安はありました。
チビな自分にガッカリするだろうなって思ったけど、不安な思いよりも会って話してみたいという気持ちのほうが強かったです。
初めてのデートでは、2時間くらい話しました。
婚活サイトで出会った出会いだから、交際するなら結婚を前提としたお付き合いになります。
それだけになるべくありのままの自分のことを話しました。
彼女も話しにくかったと思うけど、離婚についてのことも話してくれました。
趣味のことやこれからのことなど話していると、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。
「また、会いたい。」
自然にそう思えたんだけど、嬉しいことに相手もそう思ってくれたみたいです。
それから3度目のデートで交際を申し込んで、正式に交際することになりました。
交際後に彼女に婚活のことを聞いてみました。
やっぱり離婚歴があることを引け目に感じていて、再婚したくてもなかなか行動できなかったみたいです。
趣味が一緒の人からのアプローチだったから、やり取りしてみようと思ってくれたそうです。
初めて会った時は「身長が小さい」って思ったそうだけど、人柄をちゃんと見ようと心掛けていたそうです。
自分では分かりませんが、人柄を良く感じてもらえたようで交際することができました。
これからどうなるかは分かりませんが、彼女といると穏やかな時間を過ごすことができます。
その穏やかな時間が一生続くと、きっと幸せだろうなって思っています。
結婚を前提とした交際なので、お互いを結婚相手としてこれからのことをいろいろと話し合っています。
半年前の自分を思い出すとこんな気持ちでいられるなんて、本当に嘘のようです。
いろいろな形の幸せがあることに気付かせてくれた後輩夫婦に感謝の気持ちで一杯です。
「あっ!この人と結婚したい。」と思える出会いってあるんです
彼女ができてデートしていると、あることに気付きました。
それは男性の方が女性よりも背が低いカップルって、意外にいるもんだということです。
繁華街でデートすると、少なくとも3組くらいはそういうカップルを見掛けます。
「チビは女性と付き合えない」なんて、単なる思い込みだってことに改めて気付かされました。
街に出掛けることも少なくなって、そういうことも見えてなかったんですね。
コンプレックスをどう受け止めるかは自分次第です。
自分のコンプレックスが気になって行動できない人は、少しでも早く「そんなことはない」ってことに気付いて下さい。
時間が経過すればするほど、足が重くなって動けなくなりますから。
行動してみると分かりますが、辛いこともあるけどなんとかなるもんです。
動かないでウジウジしてる時間がもったいないことだけは確実です。
行動しないと何も始まらないし、どんどん卑屈になってしまうから。
今、頭の中にある理想の女性もいいんだけど、あなたと幸せな結婚生活を過ごせる女性はその人だけではありません。
実際に会ってみないと、本当の女性の魅力には気付ません。
傷付くことは辛いけど、だからこそ本当に相応しい女性に出会った時に気付けるんです。
「あっ!この人と結婚したい。」ということに。
その出会いのためにも、今すぐ打席に立ちましょう。