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29歳独身女で彼氏なしって結婚できないの?
29歳の独身女で、彼氏なしです。
というか、今まで男性と交際したことがありません。
それに誰にも言ったことはありませんが、男性経験もないんです。
外見も中の下くらいで、男性からカワイイと言われたことは今まで一度もありません。
そんな私でも、親や兄弟は「どうして結婚しないの?」と言ってきます。
根拠もないのに「結婚できる」と思っているようで、結婚適齢期になるのに浮いた話もないことを心配しています。
さすがに頻繁には言われませんが、幼馴染や近所の子が結婚すると「いい人はいないの?」と聞いてきます。
そのたびに「いたら紹介するってば!」とイラッとしますが、親兄弟に心配されるのが辛いです。
私は地方のど田舎に住んでいるので、職場の人たちも平気な顔で「まだ結婚しないの?」なんて聞いてきます。
完全にセクハラだと思うんですが、おじさんたちはお構いなしです。
それに後輩の女性が結婚していくたびに「売れ残り」と思われているようで、これも辛いです。
結婚しない(できない?)ことが、そんなに辛いことなんでしょうか?
一人で人生を過ごしていくという選択肢があってもいいと思います。
と書きつつも、正直言うと「できることなら結婚したい」という感情もあるにはあるんです。
どっちなんだよ!
と思われるかもしれませんが、「結婚を諦める」と「結婚したい」という2つの気持の間で揺れ動いているのが今の私です。
優柔不断な自分が嫌になりますが、こう思うようになったのにも理由があります。
婚活してみたけど、疲れただけだった・・・
私は「年齢=彼氏いない歴」なので、学生時代から彼氏が欲しいと思っていました。
でも、外見に自信がないことや消極的な性格だったので、男性と付き合うことがありませんでした。
27歳になった時にさすがにこのままではマズイと思って、婚活を始めることにしました。
いきなり婚活ってのもどうかと思ったんですが、アラサーということもあって結婚を前提としたお付き合いをしたかったんです。
最初は婚活パーティーから始めて、婚活サイトや街コンなどいろいろな婚活サービスに入会して婚活しました。
2年間婚活を続けた結果は、今も独身&交際歴なしということでおわかり頂けるかと思います。
2年間の婚活で分かったこと
それはこういうことでした。
- 私が興味を持った男性には相手にされない
- 私に興味を持ってくれる男性は、40代後半以上orバツイチ
- 会った瞬間に相手のテンションが下がる
- 会って1時間が経過しても、テンションは下がったまま
書いていて辛くなってきました。
簡単にいえば
「私に女性としての魅力がない」
ってことです。
さらに、そんな私なのに「結婚相手の男性にはある程度の条件を求めている」ということも分かりました。
これでは婚活もうまくいくはずがありません。
そんな状態が2年も続いたので、婚活疲れを起こしてしまいました。
その結果として、「一人で生きていくのもアリかな」と思うようになったのです。
「一人で生きていきたい」という強い思いではなく、結婚する道がないから仕方なく「一人で~」という感じです。
こんな思いで毎日を過ごしてきた20代後半は、本当に辛くて楽しくない日々でした。
でも、ある人から言われた一言で、今までのことが嘘のように前向きになれたんです。
その一言とは・・・。
35歳独身女(おデブ&ブサ子)が寿退社!?
そのある人とは、先月結婚した会社の先輩女性(35歳)のP子さんです。
実は、私はP子さんのことを心の支えにしていました。
30歳を過ぎても彼氏がいなくて結婚する気配もないという、まさに5年後の私の姿を見ているようだったからです。
「先輩も元気に日々を過ごしているんだから、私も気持ちを切り替えて頑張っていこう!」という感じでした。
そんなP子さんが突然会社を辞めることになったのです。
理由は、
寿退社
でした。
ビックリして言葉が出ませんでしたが、心の構成比は「祝福の気持ち10%+裏切られた気持ち90%」でした。
別に一人で生きていく約束をしていた訳でもないので私の勝手な思い込みなのですが、
「どうして私を置いていくんですか~(泣)」
みたいな気持ちになってしまったんです。
P子さんとはそんなに親しくもなかったので披露宴には呼ばれませんでしたが、送別会の時に少し話すことができました。
その時に、P子さんからもらった一言が私の気持ちを前向きにしてくれたんです。
P子さんに小声で聞いてみた
P子さんとは部署も違うのでそんなに親しくはなかったけど、一応私のことは知っていてくれたみたいです。
というのも30代で結婚していないのはP子さんだけで、その次の年齢順でいくと29歳の私が2番手だったからです。
だから私の顔を見た瞬間に「私がいなくなったら風当たり強くなるけど頑張ってね!」といきなり励まされました。
その時に初めて「私が独身女性のNo.1になるんだ」と自覚したのでした。
焦った私は他の人に聞こえないような小声で
「私も結婚したいです。どうやって結婚できたんですか?」
と、とんでもない質問をしてしまったのでした。
P子さんはフフッと笑って
「今日はゆっくり話ができないから、日を改めてお話しましょ。」
と言ってくれました。
私はなんだからテンションが上ってしまって
「はい!よろしくお願いします!」
と深々と頭を下げたのでした。
それから三日後の会社帰りに、会社から少し離れた個室居酒屋で二人っきりで飲みに行ったのです。
そこで目からウロコの話を聞くことができました。
P子さんの婚活体験談を聞いてきました
その日は二人きりだったので、P子さんの婚活体験談を思う存分聞くことができました。
P子さんも私のことを不憫に思って、包み隠さず話をしてくれました。
話によるとP子さんは婚活歴5年目にして、ようやく結婚できた遅咲きの女性でした。
30歳になってから慌てて婚活を始めたそうなんですが、すぐに婚活疲れを起こしてしまったみたいです。
その後はダラダラと婚活を続けていたそうですが、新しく入ったFacebook婚活で今の旦那さんと出会ったそうです。
それまでは婚活サイトや婚活パーティーなどで婚活をしていたそうです。
でも興味のある人には見向きもされず、アプローチされるのはかなり年上の訳あり男性ばかりだったみたいです。
「私も同じです!」
と、思わず声を挙げてしまいました。
フフッと笑ったP子さんは、「婚活って疲れるよね~」と優しく言ってくれました。
その言葉を聞いた瞬間に、大粒の涙がポロポロと流れてしまいました。
私が落ち着くのを待ってから、P子さんが私を包み込むように言ってくれたんです。
「男性に心惹かれるタイミングって、人それぞれで違うもんだよ。」
最初は意味があんまり分からなかったんだけど、自分の体験打を交えて詳しく説明してくれました。
旦那さんの第一印象は良くなかったそうです。
「40代、低年収、年齢より老けて見える」と、結婚相手としては条件が悪かったからです。
そうは言ってもP子さんも34歳の「おデブ&ブサ子ちゃん」なので、「私ごときが偉そうなこと言ってたら結婚できない」という思いで婚活してたそうです。
なので条件悪くてもアプローチしてくれる人とは、返事をして会えるようなら積極的に会うようにしてたんだって。
とにかく会う人会う人、問題児が多くて(これも聞いてたらビックリする人ばかり)、本当にこんなんでいいんだろうかと悩んでいたところで出会ったそうです。
結婚相手となる旦那さんと。
最初に会った時は、「この人も問題児かぁ~(泣)」ってすぐに帰りたくなったそうです。
外見こそ小奇麗にはしてたけど、会話も弾まないし、下ばっかり向いてて楽しくなさそうだし。
もう次に会うことはは無いかなぁ~って思ってたら、別れ際に「次はお食事に行きませんか?」って誘われたんだって。
P子さんとしては「アウト」の判定をしてたんだけど、次に誘われたことがなかったらビックリして思わず
「はい。よろしくお願いします。」
って言っちゃったんだって。
そしたら彼がその日初めて、P子さんの目を見てニコって笑ってくれたんだって。
ぶっちゃけその笑顔はめっちゃブサイクだったそうなんだけど、嫌などころか何故か嬉しくてテンションが上ってしまったというから不思議な話しですよね。
2回目に会ってからは少しは話しも弾むようになって、5回目のデートで交際を申し込まれたそうです。
その時になんとP子さんが
「結婚前提の交際ならOKです。」
と返事したそうなんです。
「すっかり惚れてしまってるやんけぇ~」と思いつつも、すぐに「僕と結婚してください」とプロポーズされてそのまま昇天してしまったみたいです。
P子さんいわく「これが美男美女なら素敵な話だけど、ブラメンとブサ子だから絵にならないんだよねぇ~」と照れ笑いしてました。
【とても幸せそう】
P子さんの話を聞いていて、素直に思ったことです。
最初は「この人は無理だな」と思っても、何回か会ううちに印象も変わり好意を持つことがあるんだよ。
ちょっとでも惹かれるところがあったら、関係を切らないで続けてみればいいよ。
それでもやっぱり違うなって思えば、その時点でお断りをすればいいことだし。
最初は外見や条件がチラついてしまって、正常な判断ができないこともあるから。
ちゃんと落ち着いてその人をことを知ろうとすれば、最初は見えなかったことが見えることもある。
そこに気付けば、「この人と結婚したいな」という出会いになるかもよ。
と、自分の経験を踏まえて私にアドバイスしながら、P子さんはいつものように私にフフッと微笑みかけたのでした。
婚活疲れするかもしれないけど、私やっぱり・・・
結婚したいです。